痛い

遠い昔の話だ。

まだその会社で5年か、6年か務めた頃だろうか。年のあまり変わらない、それでも有能な上司が神南の坂を、足を引きずりながら歩いて出勤して来た。

そういう日は必ずと行っていいほど、細かな所まで指摘が入り『あゝ今日もボスはご機嫌斜めだわな。』一日が早く終わって欲しいと願ったものだ。

まさか15年の月日が経過して自分の身に同じ事が起こるとなど、全くその時の自分は思っても居なかった。

あの時の上司を恨むだけの理解のない自分を殴ってやりたい。

 

時は過ぎ三年前ほど。

仕事もそれなりに軌道に乗り、自分で興した会社にも有能なスタッフが集まってくれ、それまでずっと控えていた、飲酒を再開した。理由は部下への信頼と自分の人生への彩りだ。それまでビール党だった自分はこう豪語していた。『ビールが飲めなくなったら酒やめるよね』ほんと、その時の自分に今会えるなら老練なまでに背後からレバーに何発か食らわしてやりたい。

 

そして、半月ほど前。どうも左足が痛い。まあ、スノボのオフになったばかりだしバランス悪いから左に重心がかかっただけだろうとタカをくくったものの、痛みを庇ってか右足に肉離れ。これもまた準備運動を怠っただけだろう、安静にしよう。で、済ませていた。

 

着実に奴は俺を捉えていたというのに。

今はすべてのピースがはまり後悔しかない。

 

そして今朝。昨夜まで溶連菌なる、新手の流行りの白っぽい菌の野郎に侵され喉が腫れ、特に大切でもない週末を、ほぼ水すらも口に出来ないつらく苦しい安静と言う名の軟禁状態から、回復?したかに見えたその刹那。

 

奴は襲って来たのだ。

ホッピー飲んでれば大丈夫。

魚卵苦手だから大丈夫。

プリン体ほぼほぼカットだから大丈夫。

 

全然大丈夫じゃねーよ。

かかってる人の95パーは男性

かかってる人の60パーは肥満

どっちも100パー該当だ!

そして魚卵どころか茶色いものは全部好き。

酒を飲むならビールが第1位!

そうそれが俺だ!

 

待ってたよ。そう言わんばかりに奴は真後ろにいたよ。

そう、痛風だ。

 

こればかりはやってみなければ分からない奴だわ。できることなら出会いたくない人、いや、事と言うか。

かつて不機嫌に振舞っていた上司が大人に思えるほどの間断なく襲ってくるこの痛み、そして傾向の読めない対策しようのない屈託無い攻撃。足を置いても痛い、浮かしても痛い。と言うか足という存在が痛い。

 

ネット読めば読むほど予防が大事、発症したら、耐えましょう←いまここ。

 

いや、ほんとにみなさん元気よくビール飲んで楽しい夏をお過ごしください。私魚卵とビールは一生いらない。それくらいの痛さです。そしてネットに書いてあった事で一番納得したのは、痛風で死にませんが耐えられない痛みでおかしくなる人も少なくないので安静に。と。

 

まとめるならあの時のあの上司にもっと優しくして上げれればよかったな。いま横にやっとなり、それくらいの振り返りは出来るように。

 

 

あまりの痛みにブログ書いてこらえようとする自分を許してください。

 

痛風

ネーミングが生易しいわ、正直。